太陽光発電投資の基礎知識 太陽光発電投資に向いている条件とは

TOP  太陽光発電投資の基礎知識  太陽光発電投資に向いている条件

土地・住居・事業主の性格太陽光発電投資に向いている条件

太陽光発電投資は、太陽の光を必要とする性質上、設置場所などの条件によって発電効率が変化することは避けられません。また、それを一つの事業として成功させるためには、事業主自身の性格なども考慮し、総合的に向き・不向きを判断する必要があります。一体どんな人・環境が太陽光発電投資に向いているのでしょうか。

どんな人が向いているのか?

まず、太陽光発電投資は歴とした投資事業であり、そこには必ずリスクがついて回ります。だからこそ、「太陽光発電投資は絶対に損をしない!」と考えてしまうような人は、残念ながら太陽光発電投資に向いているとは言えません。

むしろ、太陽光発電投資できちんと収益を上げていく為には、最初の事業計画や、融資に伴う金利の計算などが非常に重要になる為、冷静に状況を分析し、リスク管理を行える人こそが、太陽光発電投資に向いている人と言えるでしょう。

また、太陽光発電投資にはかなりの初期費用が必要になります。その為、既に十分な土地や、多額の資金を持っている人であればともかく、一般的には融資を受ける場合が大半です。長期的なローンの返済などに対して不安を感じるような人は、やはり太陽光発電投資に向いていないと言わざるを得ないでしょう。

言い換えれば、せめて有効に使える土地や、太陽光パネルを設置可能な屋根を持つ自宅などの物件を所有している人は、初期費用を抑えられる分、太陽光発電投資に向いている人と言えるかも知れません。

太陽光発電に向いている土地の特徴

太陽光発電投資に参入しようと思っても、太陽光発電設備を置ける土地がなければ始まりません。そして、その発電量はやはり日光の照射量によって左右されてしまいます。そう考えていくと、太陽光発電投資に向いている土地の条件も見えてくるでしょう。

  • 広さ:太陽光発電所を設置できる土地。
  • 安さ:出来る限り安く購入・賃借できる土地。
  • 日当たりの良さ:十分な発電効果が得られる土地。

太陽光発電投資に向いている土地の条件としては、大きく上記の3つが挙げられます。

もちろん、この他にも「設置工事のしやすさ」など、太陽光発電投資にとって大切な条件はあるでしょう。しかし、長期的な発電量や売電額を考えると、やはり「広さ・安さ・日当たりの良さ」は重要です。

太陽光発電に不向きな土地の特徴

太陽光発電投資に向いていない土地の特徴は、ズバリ「向いている土地の条件」に“合致しない土地”と言えますが、その他にも様々なポイントがあります。

  • 発電所や架線の設置工事が困難、またはそれに多額の費用がかかる土地。
  • 高層マンションなどが建設され、日当たりが悪くなる可能性が高い土地。
  • 既に誰かが一度、太陽光発電事業を行い、失敗した土地。
  • 地震や台風などの災害に見舞われる可能性が高い土地。
  • ……etc

まず、太陽光発電投資を成功させるポイントの一つに、いかに「初期費用を抑えられるか」ということがあります。その為、予想以上に設置工事費などがかかってしまうと、それはそのまま大きなリスクになりますし、融資先の審査がそもそも通らない恐れも出てくるでしょう。

また、「広さ・安さ・日当たりの良さ」を兼ね備えた土地は、太陽光発電だけでなく、他業種の事業者にとっても魅力的な土地である可能性が高いです。その為、もしも太陽光発電所を設置したとしても、すぐに高層マンションなどが建って、太陽光パネルが日陰になってしまっては、意味がありません。

既に誰かが太陽光発電投資に失敗した土地も、リスクがあります。ただし、撤退の理由について一考する価値はあるでしょう。

その他、毎年必ず巨大な台風がやって来る土地や、地震の際に被害が大きくなる断層が真下に通っている土地など、人工物の建造に向いていない土地もあります。

太陽光発電に使える家の特徴

まず、全ての家に共通して言える、太陽光発電に向いている特徴は、「南向きの平らな屋根」があることです。さらに理想を言えば、「真南に対して30°の傾斜角度」を持っている屋根です。

個人宅に太陽光パネルを設置する場合、一般的には屋根の上に設置することが多い為、屋根の向きと太陽の位置関係を無視することはできません。

尚、日当たりが良い土地であれば、北向きの屋根でも太陽光発電は可能ですが、北向きと南向きの屋根(太陽光パネル)で発電効率を比べると、1.5倍もの差が生じることもあります。

太陽光発電投資事業において、発電効率や発電量はそのまま収益に直結しますので、少しでも良い発電環境を求めることは重要です。

さて、それでは次に、どのような屋根の“形状”が太陽光発電に向いているのかを考えてみましょう。

1.切妻屋根

日本家屋で多い屋根の一つが、四角い平面の屋根が、三角形の山を作るように合わせられている切妻屋根です。太陽光パネルを設置しやすく、また屋根の向きが南と北にそれぞれ向いていれば、高い発電効果も期待できます。

ただし、屋根が東西に面していると、途端に発電効率が悪くなる場合もあるので、注意が必要です。

2.寄棟屋根

切妻屋根に次いで、日本家屋に多く見られる屋根の形状が、建物の四方から中央へ向かって屋根が合わさっている寄棟屋根です。

多少の角度があったとしても、基本的には東西南北の全てに屋根が面している為、太陽光発電に向いていると言えます。しかし、屋根1枚当たりの面積が狭くなりがちで、設置可能な太陽光パネルの数が限られてしまうことも考えられます。

3.陸屋根

直方体のビルなどのように、屋根が水平になっているものを陸屋根と呼びます。一見、太陽光パネルを設置しやすそうですが、太陽の光を効率よく吸収させるには、パネルの傾斜角度が重要になる為、調整工事や補強工事などが必要になります。

4.片流れ屋根

デザイナーズハウスなどで見られる、一枚の屋根が角度を付けられて、建物の上に載っているタイプが片流れ屋根です。太陽光パネルの設置面積が最も広く、方角さえ良ければ最も太陽光発電向きの屋根でしょう。

ただし、その家が建つエリアによっては、屋根の傾斜の方角が北向きに決められている場合などもあり、その場合は発電効率の低下が避けられません。

以上が、日本の一般的な住宅に見られる屋根の代表例です。もちろん、実際はその家や、周辺環境によっても最適な太陽光パネルの設置パターンなどは変わりますので、どのような状態がベストなのか、様々な角度から検証してみましょう。

太陽光発電に不向きな家の特徴

太陽光発電投資に不向きな家とは、簡単に言えば「太陽光パネルの設置に適していない家」です。端的に言うと、次のような特徴の家です。これらを参考にして、自宅が太陽光発電投資に向いているかどうか、客観的に判断を下しましょう。

  • 家が古く、また強度に問題があり、屋根の上にパネルを載せることが不安視される。
  • 周囲に背の高い建物があって、いつも日陰になっている。
  • 工事車両や運搬車両などが入ってこられないほどの住宅密集地にある。
  • …etc

まとめ

太陽光発電投資にとって大事なポイントは、最初の環境作りやそれに伴う費用と、長期的に安定した発電効率を維持することです。自分の現状と、様々な条件を照らし合わせて、バランスの良い投資に臨むことが肝要です。