太陽光発電とその他投資方法を比較 風力発電投資と太陽光発電投資を利回りから比較

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風力発電の利回り

平成28年度における風力発電の買取期間と買取価格は、20kW以上の場合は20年間で1kWあたり22円、20kW未満の場合には20年間で1kWあたり55円となっています。10kW未満の太陽光発電の買取条件は1kWあたり27円の買取価格で、買取期間は10年と設定されています。そのため、買取条件だけ比較すると風力発電の方が非常に有利だといえます。

しかし、利益は売上からコストを差し引いて計算されるため、風力発電のコストが高い場合には意味がありません。風力発電を作る際にかかる費用や年間のメンテナンス費は、次のように試算されています。

  • ■建設コスト:1kWあたり22万円
  • ■年間維持費:1kWあたり0.6万円

以上のような条件から風力発電投資の年間平均利回りを計算すると、およそ10%前後と想定されます。条件のよい年には年利20%近く稼ぐこともあると考えられています。

今後は建築コストや維持費も下がる傾向に

現在、風力発電機の建設コストが高く、初期費用を回収するまでに10年はかかるとも言われています。また、風力発電は物理的に風の力を受けて電力に変えるシステムであることから、太陽光発電と比較すると故障のリスクは高いと言わざるをえません。そのため、想定外の修理費用やメンテナンス費用がかかる恐れがあります。

しかし、電力の固定買取制度の定着や電力小売自由化などによって風力発電設備建設は今後加速すると予想され、基数も増加すると考えられています。そのため、建築コストや維持費も下がる可能性は高く、利回りがさらに上がると考えられます。

太陽光発電の利回り

太陽光発電の買取価格は次のように年々下がり続けている状況にあります。

2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
40円 36円 32円 29円 24円

一方で、パネルなどの設備や工事費用も値下がりしているため、利回りは下がることなく10%程度を維持しています。

太陽光発電の利回りは、年間日照時間を確認することで、どれくらいになるのかある程度の数値を予想できるのが特徴です。

利回りはコストがポイント

風力発電と太陽光発電の利回りは、現状ではどちらも10%程度と同じ水準となっています。利回りを算出するためには、設備の維持費やメンテナンス費用などのコストがどれくらいかかるかということがひとつのポイントです。資料エネルギー庁の発電コスト検証ワーキンググループが平成27年5月に発表した「長期エネルギー需給見通し小委員会に対する発電コスト等の検証に関する報告」によると、太陽光発電のコストと風力発電のコストは次のように推移すると予測されています。

2014年 2030年
風力発電 21.6円/kWh 13.6~21.5円/kWh
太陽光発電 29.4円/kWh 12.5~16.4円/kWh

状では太陽光発電よりも風力発電の方が低コストであるといえます。


参考①:[PDF]平成27年5月「長期エネルギー需給見通し小委員会に対する発電コスト等の検証に関する報告」


参考②:経済産業省/資源エネルギー庁/基本政策分科会/長期エネルギー需給見通し小委員会/発電コスト検証ワーキンググループ


利回りやコスト面だけを比較すると、現状では風力発電の方が優勢といえるでしょう。しかし、投資を検討する際には、利回りやコストだけでなく、発電方法によるメリットやデメリットをふまえてしっかりと検討することが大切です。