【特集】あなたの老後資金の蓄えは万全? FXで老後への備え!

FXの基礎知識!為替相場を理解しよう!

FXとは?

「FX」とは正式名称「外国為替証拠金取引」と呼ばれる“金融商品”です。 FXでは外国為替取引により、米ドルやユーロといった海外通貨(外貨)を、日本の「円」で“購入・売却”し、両者の差額分で儲けます。この為、FXは通称「外為(がいため)」とも呼ばれます。

為替レート(為替相場)とは?

FXをするには「為替レート(為替相場)」を理解する必要があります。 それには物価をイメージすると分かりやすいかも知れません。 例えば、日本では全国一律100円のアイスがあるとします。一方、アメリカでは同じアイスが1ドルです。 この場合、日本の100円はアメリカの1ドルと“同じ価値”があるという風にも考えられるでしょう。 さて、しばらくすると日本で物価が上昇して、同じアイスが「120円」になりました。対してアメリカでは「1ドル」のままです。 すると、日本円と米ドルの関係は、「100円=1ドル」から「120円=1ドル」に変わったとも言えます。 つまり、相対的に円に対するドルの“価値”が上がった、もしくはドルに対する円の“価値”が下がったのです。 このような通貨同士の価値の相関を「為替相場(為替レート)」と呼びます。そして為替相場が上下動する仕組みが「変動相場制」です。

FXで利益を得るには?

日本円で“価値が低い外貨”を買い、“その外貨の価値が高まった”時に再び日本円に両替すれば、変動した価値の“差額分”を利益(利ざや)として得られます。 具体的には、以下のようになります。

  1. 「100円:1ドル」の時に、100万円を1万ドルへ交換。
  2. 「120円:1ドル」になったら1万ドルを120万円に交換。
  3. 「120万円-100万円」で+20万円の利益。

ただし、FX取引には手数料がかかるので注意しましょう。

為替相場が変動する理由とは?

FXで利益を得る為には、為替相場の変動が不可欠です。そして通貨の価値変動には、大きく3つの要素が働いています。

  • 通貨を発行している国の政策や経済への信頼度。
  • 国と国の力関係。
  • その通貨そのものに対する人気。

通貨は極論すれば、それぞれの発行国の政府が価値を定めている“保証書”です。日本円を例に挙げれば、日本で一万円札という“紙”を1枚持っていれば、“一万円分のもの”と交換できると、日本国が保証しているのです。

しかし、景気の低迷や社会情勢の悪化が原因で、国に対する信用度が低くなれば、通貨に対する信用度も下がってしまいます。そして通貨の信用度が下がるということは、“通貨の価値が下がる”ことと同じです。

反面、景気が良くて、経済が安定していそうな国に対する信頼は高くなりがちです。つまり、その国の通貨は「価値が高い」と言えます。 この他にも、国と国との独自協定などにより、互いの通貨の価値を一定に決めているような場合もあります(固定相場制)。

FXと外貨預金の違い

為替相場が変動する理由とは?

為替相場の変動で儲けを得る手段には「外貨預金」もあります。 これは、日本円をひとまず外貨に交換してから預金しておき、時間が経ってから再び日本円に戻して利ざやを稼ぐ方法です。また外貨預金では満期を迎えると、通貨ごとに設定された分の金利も得られます。 FXと外貨預金の最大の違いは、投資額に相当する以上の為替取引を行える「レバレッジ」というシステムと、各国の通貨における「金利差(スワップ)」によって得られる利益(スワップポイント)です。

レバレッジとは?

為替相場が変動する理由とは?

レバレッジは、取引する外貨の価値に相当する費用の全額を、必ずしも投資者が用意しなくて良い制度です。 例えば外貨預金の場合、「100円:1ドル」の為替相場では、「1万ドル」を得る為に「100万円」が必要になります。 しかしFXの場合、投資金を「証拠金」としてFX業者に預けることにより、日本では最大で25倍分もの取引が可能になります。つまり上記の例では、最低4万円の証拠金で1万ドルの為替取引を行えるのです。また、海外ではさらに膨大な倍率のレバレッジを設定している業者もあります。

レバレッジのリスクとは?

レバレッジは、資産が少ない人にもチャンスを与えると同時に、大きなリスクももたらします。何故なら、レバレッジを利用して購入した通貨の価値が下落すれば、損失も倍増してしまうからです。 具体的に考えましょう。 仮に「100円:1ドル」から「80円:1ドル」になったとします。 手元には、既に4万円の証拠金で換えた1万ドル(レバレッジ25倍)があります。 すると、再び日本円に戻した時の資産価値は「100万円-80万円」となり20万円の赤字です。 さて、そもそも4万円しか証拠金がないのに、20万円の損失が出てしまいました。差し引き「-16万円」です。そしてこの16万円は、FX業者に対する“借金”として残ります。 この借金、つまり“不足分の証拠金”を追加で請求されることを「追証(おいしょう)」と呼びます。追証は、金額によっては人生を致命的に破壊するリスクです。 そこで、このような悲劇を防ぐ手段として、FX業者は「ロスカット」を採用しています。

ロスカットとは?

ロスカットとは、証拠金として預けている資本に対して、損失の割合が一定以上に達した際に、FX業者が為替取引を“強制的に終了させる”システムです。 例えば、4万円の証拠金でロスカット率100%の場合、為替相場の変動による差額が「-4万円」に達した時点で、その取引に関わる全ての外貨を日本円へ両替します。 この場合、損失の「-4万円」は証拠金の「4万円」で相殺され、投資家は借金を負わずに済み、FX業者も損をしません。また、ロスカット率を50%に設定しておけば、損失が「-2万円」に達した時点で取引が終了する為、投資家の手元には「2万円」が残ります。

ロスカットの弊害

ロスカットは投資家の破綻を防ぐ親切なサービスに思えますが、実態はもっと厄介です。 第一に、株式投資のように、下落した相場が回復するまで“耐える”ことが許されません。 つまり、ロスカットの直後に為替相場が急激に上向きに変動しても、既に取引は終了されている為、投資家は損をしたままです。FX業者に徴収された証拠金も返還されません。 第二に、ロスカットが“間に合わない”こともあり得ます。 例えば、通貨の価値が瞬間的に暴落して、ロスカットのシステム速度を上回った場合、強制決済が終了した時点で、既に致命的な損害が発生している恐れもあります。 実際、2015年1月に起きた「スイスフランショック」では、スイスが突然に発表した金融政策の変更に伴って、一瞬にして相場が乱高下し、多くの投資家が莫大な損失を出しました。

海外口座とゼロカット

興味深いことに、スイスフランショックの際、「高レバレッジ×為替暴落」の大ダメージが直撃したにもかかわらず、証拠金以上の損失を免れた投資家がいました。一部の海外FX業者で口座を開設していた人たちです。 実は、国外のFX業者の中には「追証請求をしない業者」が存在します。その代わり、彼らが行うのは「ゼロカット」という制度です。 ゼロカットとは、追証が発生するほどの損失が出た際、口座のマイナス分を全て「0」に戻すという“救済措置”です。しかも損害分を全てFX業者が“立て替える”ことで、投資家が借金を負わずに済む仕組みになっています。 ゼロカットを導入すると、投資家がリスクに怯むことなく取引をして、FX業者も手数料で儲かる反面、万が一の際はFX業者に負担がのしかかるという、FX業者にとっての投資と言えるでしょう。 ただし、日本のFX業者は“ゼロカットを行わない”ので、国内でFX取引を行う場合は注意が必要です

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、「金利が低く設定されている通貨」から、「金利が高く設定されている通貨」に交換することで、その「金利差(スワップ)」分の利益を受け取れるシステムです。 スワップポイントは、投資額に対する“利息”のようなものとして働き、取引を継続している日数に比例して増加します。1日単位で利益を得られるスワップポイントは、FXの大きな魅力です。 また、日本円は世界的に見てもかなり“低金利”の通貨です。その為、日本円から外貨に交換するFXは、しばしばスワップポイントも“プラス”になり、仮に相場の変動がなくとも、長期的に外貨を保有していれば、それだけで利益を生める可能性もあります。 ただし、スワップポイントはあくまでも金利差に比例した利益である為、「高金利の通貨」から「低金利の通貨」へ取引を行った場合は、逆に減った分のスワップポイントを支払わなければなりません。

FX取引は24時間営業

日本国内の証券取引所を経由する株式投資と異なり、FXでは世界中の市場が連携している為、土日を除いた24時間の取引が可能です。 ただしこれは同時に、深夜、寝ている間に海外で取引が行われ、翌朝に起きたら為替相場が急激に変動しているというリスクにもなるので、注意しましょう。

FXを始める為に必要なことは?

口座の開設

FX取引を始めるには、最初にFX取引を仲介してもらう業者に、「FX専用口座」を開設しなければなりません。 尚、既に証券会社などで株式投資に使う専用口座を持っている場合でも、改めてFX専用の口座開設が必要になるので、気をつけましょう。 口座開設の申し込みは、FX業者のホームページや、銀行などFX取引を扱う金融機関の窓口で行うことが可能です。

証拠金の振り込み

口座の開設が済めば、次はそこに投資の元本となる費用(証拠金)を振込みます。 証拠金を振り込んだ時点で、FX取引の準備は完了です。

外貨の選択・レバレッジ・ロスカット率などの設定

FX業者によって違いがあるものの、レバレッジやロスカットの倍率を自分で設定することもあるでしょう。 また、自分が換えたい通貨と日本円の為替相場を確かめ、まずは安全と思われる範囲で取引を始めることが肝要です。

FXはインフレに強い?

FXのメリットの1つに、「インフレ対策として有効」ということがあります。 何故なら、日本でのインフレはつまり「日本円の価値の下落」だからです。 資産を外貨として保有していた場合、日本円の価値が下がれば相対的に保有している外貨の価値が上昇する為、資産価値も増加します。 よって、FXはインフレ対策としてはかなり有効な手段であると言えるでしょう。

FXのメリット・デメリット

メリット

  • 資本金が少なくてもレバレッジで大きな取引が出来る。
  • 日本円の金利が低いので、スワップポイントを狙いやすい。
  • 24時間取引可能。
  • インフレに強い。
  • 海外口座では追証請求がない場合もある。

デメリット

  • レバレッジ設定に比例したリスク増。
  • ロスカットによる証拠金の喪失。
  • 追証請求の発生リスク。
  • 外貨から取引を開始した場合、スワップポイントがマイナスになる。
  • 国々の金融政策発表などによる突発的な為替変動。

FXに向いている人は?

FX向きの人の特徴として、以下のような性格が挙げられます。

  • FXは“投資”であることを理解し、投資には“リスク”があると分かっている。
  • 短期的な利益や損失に一喜一憂せず、長期的な視野でプランを立てられる。
  • 失敗を糧にして成長する為の努力を惜しまない。

FXで老後の資金は確保できるのか?

そもそもFXで生じる“利益”とは、他のFX投資家の“損失”です。つまりFXの本質は「タイミングを計ってお金を奪い合うマネーゲーム」とも言えます。 そう考えると、FXで安定した老後の生活に備えようとすることは、少なからずリスキーかも知れません。

FXだけじゃない!老後に備えた資産運用!

老後を考える人向けの資産運用として、低いリスクで行える投資は色々とあります。

  • 国債
  • 地方債
  • 金投資
  • 株式投資(大手インフラ業者などの長期安定銘柄)
  • 太陽光発電投資

そして中でも特に、老後に備えた資産運用や年金補助の手段として人気の投資が「太陽光発電投資」です。

老後の備えには太陽光発電投資がおすすめ!

太陽光発電投資とは?

太陽光発電投資とは、自然に降り注ぐ太陽の光を、太陽光パネルで電気に変換して、発電した電気を電力事業者へ売却することで利益を得る事業です。 土地や太陽光パネルなど、発電所設置に初期費用が必要ですが、実は「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」という政府が定めた制度のおかげで、太陽光発電投資は非常に安定して長期的に収入を得やすい投資になっています。

再生エネルギー固定価格買取制度(FIT)とは?

FITとは、事業開始時に決められた電気の販売価格で、電力事業者が一定期間ずっと電気を買い取ってくれる制度です。 もちろん、FIT期間終了後も、太陽光発電設備を使って電気の発電と販売(売電)を継続し、収益を得ることが可能です。しかもその頃には、初期費用の回収も終わっているので、以降の売電益はほぼ全て“儲け”になります。

太陽光発電投資のリスクが低い理由

太陽光発電投資は事業開始の時点で、太陽光パネルの性能と日射量の平均値などから、将来的な利益がかなり具体性を持って計算可能です。 つまり、最初にしっかりと事業計画を立てた上で、事前に予想されるリスクに備えておけば、太陽光発電投資で失敗するリスクはかなり低いと言えます。

資本金が少なくても始められるソーラーローン

失敗のリスクが低い事業は、融資をする業者にとっても非常に魅力的です。 その為、太陽光発電投資を始めようとする人向けに、初期費用分を融資する「ソーラーローン」などを用意している金融機関も少なくありません。

まとめ

FXは若い世代にも人気の投資です。しかし、FXはリスクも大きく、安定した老後の備えを目的とするには不向きかも知れません。老後の備えとしては、太陽光発電投資など、短期的な儲けは少ないものの、リスクが低く長期的な安心感のある投資を選ぶことが賢明です。