産業用太陽光発電投資VS不動産投資、どっちがいい!?

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資産運用はどちらが良い?
太陽光発電投資と不動産投資を比べてみました

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日本人の平均寿命が延び、将来、本当に年金が受給できるのか分からないなど、老後の不安は尽きません。「今ある貯えで大丈夫かな」と考えている人もいるのでは?そこで今回は、資産運用の中でも、長期的に安定した収益が見込まれることで知られる太陽光発電投資と不動産投資について比較しました。お互いの長所や短所などを分かりやすく紹介します。

目次

太陽光発電投資とはどのようなもの?

太陽光発電投資とは簡単に言うと、太陽光のエネルギーを使って発電を行い、その発電した電力を電力会社に売ることで収益を得ることをいいます。太陽光発電投資の良いところは、投資した金額に対して得られる収益の割合(利回り)が高いこと、発電した電気を国が向こう20年間、一定の価格で買い取ることを約束している(固定価格買取制度)ことなどが挙げられます。一方、デメリットとしては、発電量が天候に左右されることや、20年たった後の見通しが不透明な点などです。

不動産投資とはどのようなもの?

不動産投資とは、アパートやマンション、駐車場などの不動産を購入し、その不動産の家賃で収入を得たり、購入した時よりも高い金額で売却することで収入得たりする資産運用のことを言います。

不動産投資のメリットは、1年2年のような年単位で借りるケースが多いため、長期的に収入が得られること、家賃相場が激変することが少ないので、安定した収益を得られること、管理など運用の手間が少ないことなどが挙げられます。一方、デメリットは入居者がいない場合は家賃収入を得ることができないこと、不動産が老朽化した場合、修繕などの費用がかかること、売却したくても希望する金額で売却できるかどうかわからないことなどです。

投資した金額に対してどれくらいの収益が得られるの?

投資した金額に対して1年間でどれだけの収益が得られるかを示す「利回り」の割合で両者を比較してみましょう。 太陽光発電投資の場合、どれくらいの規模で事業を行うかによって、初期投資の金額や設備のメンテナンスなど、毎年かかる経費の金額は変わってきますが、一般的な利回りは、10%前後と言われています。得られる配当の利回りが2%を超えると高利回りと言われる株式投資に比べると、かなり高い利回りとなっています。

一方、不動産投資の利回りは、不動産の種類によって多少、異なりますが大体、1~15%。太陽光発電投資と異なるのは、不動産の入居者に空きが出ると収益が見込めない点です。お金が入ってこないどころか、入居者を募集するため広告料や不動産会社への仲介手数料などの費用がかかってしまいます。

投資をするにはどれくらいのお金が必要なの?

太陽光発電投資と不動産投資を始めるために準備すべき費用がどれくらいなのかを投資するお金の借りやすさ(ローンのしやすさ)と合わせて比較していきます。

太陽光発電投資:約1,000万円

2015年に経済産業省から発表されたデータによると、太陽光発電投資の投資金額の平均は税込みで161万円。しかし、この金額には、家庭用のものも含まれています。空き地などで本格的に売電を行う産業用のものを購入するとなると1,000万円規模の費用が必要なのが現実です。

お金の借りやすさですが、太陽光発電投資の大きな特徴でもある「法律で20年間、固定で買い取ることが決まっている」という点は、借りやすくなる大きなポイントとなります。収益の確実性が高いので、借り入れはしやすいと言えるでしょう。

不動産投資:数百万円から億まで様々

一方、不動産投資は、マンションのワンルームを購入するケースならば数百万円から始めることができます。規模が拡大して、都心の駐車場経営やマンション一棟を購入して不動産投資を行うとなると億単位のお金を準備しなくてはなりません。ですが、不動産会社が提携している金融機関で借り入れをすることが出来るケースも多く、物件の金額の80~100%の借り入れができ、投資額の借り入れはしやすい傾向になっています。

どれくらいの期間、投資しなければならないの?

最初に、投資した金額が返ってくるまでの運用スパンについて比較していきます。

太陽光発電投資の運用スパン:20年

太陽光発電投資は、空き地などに太陽光発電のソーラーパネルを設置して、売電を行いながら収益を得ます。固定価格買取制度によって20年間、売電できることが決まっているので、投資する運用スパンは、最低でも20年ということになります。

不動産投資の運用スパン:30年以上のケースが多数

続いて不動産投資のケースです。建物や土地など種類は様々ですが、基本的には耐用年数の長いものばかりです。建物ならば30年以上、土地ならば耐用年数などないに等しくなります。一方、転売目的で購入した不動産は買った時よりも高ければいつでも手放すことが可能。ですので、投資期間は短くなることもあります。

投資する上でのリスクはどのようなものがあるの?

太陽光発電投資と不動産投資のリスクについての比較をしてみましょう。

地震などの災害や経年劣化による設備の修繕

太陽光発電投資をする上で考えられるリスクのひとつが、災害により太陽光発電のパネルが破損し、発電できなくなってしまうこと。パネルは、屋外に設置するため、地震や台風、竜巻、火災、水害など事前に予測することができない災害で、故障したり、破損したりする可能性があります。ですが、このような災害は、頻繫に起きる訳ではないので、他の投資に比べるとローリスクだと言えるでしょう。

次は、経年劣化によって設備を交換したり修理したりしなければならない点。年数が経過すると設備が古くなり、設置当初のような発電力が維持できなくなってしまいます。あまりに発電の効率が下がっている場合は、設備を交換したり修理したりしなければなりません。太陽光発電のパネルは、世界各国で作られていますが、中でも日本製のものは耐久性が高く、高品質なものが多いことで有名です。

空室のリスクや災害による不動産の倒壊

一方、不動産投資をする上でのリスクとして考えられるのが、空室のリスクです。マンションの部屋や駐車場などが空いて、借りてもらえないと収入がないので、ローンの支払いのみとなります。場合によっては、せっかく購入した不動産を売却しなければなりません。また、発生の確率はそこまで高くありませんが、災害などによる倒壊のリスクもあります。火災、水害、地震など色々な災害があり、中でも地震は、地域ごとに何年以内に発生する確率が高いなどの予測がされているケースもあります。自分が投資するアパートやマンションなどがこれらの災害に見舞われる可能性が高い場所に建っていないかを確認することも重要です。

太陽光発電投資と不動産投資の比較

これまでに紹介してきた太陽光発電投資と不動産投資について、改めて整理しながら比較していきましょう。まず、資産運用を行うための投資額ですが、太陽光発電投資、不動産投資共に、始めるには数千万円の資金が必要なケースがほとんどです。しかし、両方とも、金融機関からの借り入れがしやすいのが特徴で、全額自分で調達する必要はありません。一部を頭金として自分で用意し、残りをローンで返済するというのが一般的です。

次に、運用スパンですが、こちらも太陽光発電投資と不動産投資とも、20年以上という、とても長期的な運用スパンという点で似ています。ただし、不動産投資の場合は、家賃収入以外に、転売で収益を得る方法があるので、その点が異なります。

最後にリスクについての比較です。太陽光発電の設備も言い換えれば不動産のようなものですから、災害による被害や設備の修繕という点ではリスクは同様です。ただ、大きく異なるのが、不動産投資における空室のリスクです。

マンションや駐車場は、借りる人がいなければ全く収入が得られません。また、これらの契約は1年単位で行われることが多いため、契約してもらえると長期的な運用が見込める一方で、空いてしまうと長い間、収入がないという可能性もあります。太陽光発電投資の場合も、日照時間によって発電できる電力が変わってきますが、投資の段階である程度、予測しており、それを大幅に下回ることは、よほどのことがない限り考えにくいので、太陽光発電投資の方がリスクが少ないことが多いです。

太陽光発電投資と不動産投資の似ている点

いくつかやり方はありますが、太陽光発電投資は、基本的に土地を購入し、そこに発電設備を整えて、そこで得られた太陽エネルギーを売却することで利益を得ていきます。
土地を購入する必要があることや、発電設備という物件を立てて利益を得ていく点。10年・20年スパンで元本を回収していく点などは、不動産投資とよく似ています。また、運用する資金の大きさも、おおよそ同じくらいです。
そのため、抜け目のない投資家の間では、不動産投資と太陽光発電、どちらがより魅力的であるのかを比較する議論がしばしば見られます。

投資目的にはどちらがいいのか

不動産と太陽光発電、どちらがよいかは、その人の投資スタイルによるため、一概に断言はできません。以下にそれぞれの大まかな違いをポイント別にまとめてみましたので、各人お目通しの上でご判断いただければと思います。

利回り

利回りについては、不動産投資と太陽光発電の間で大きな差はありません。双方とも物件により収益性に幅があるため、あくまでざっくりした目安ですが、実質利回りは5~8%ほどです。
利回りは同程度ですが、収益の上がり方には少々違いがあります。不動産投資は、客付けさえうまくいけば毎月安定して利益が上がります。一方の太陽光発電は、天気によって大きな波があります。例えば、天気のいい日が続けば平時の180%増、というような月も出てきますし、その逆もまた然りです。上振れの上限が不動産投資に比べて大きいのは、太陽光発電ならではの醍醐味と言えるでしょう。

リスク

不動産投資には、空室リスクや家賃の低下リスクが付きまといます。長く投資を続けていくと、修繕費やリフォームの費用も馬鹿になりません。一方、太陽光発電の場合は、設備が故障しない限り、安定して収益が得られます。中古市場が成熟しておらず、不動産投資と比べて流動性が低い(売りたくなっても売りづらい)というリスクはありますが、インカムゲインメインで考えるなら、懸念材料とはならないでしょう。
人目に付きにくい場所にある分、災害や盗難といった危険はありますが、これも保険に加入することで対策をとることができます。

相続税対策

相続税額の根拠となる財産の評価額は、その財産がどういう形をしているかによって変わってきます。株などの有価証券の場合は時価ですが、賃貸用不動産の場合は、時価に対して3~4割の評価額となります。
この事実があるため、一般に不動産投資は相続税対策に有効、とされているわけです。
しかしこの節税メリットは、太陽光発電投資でも得られるものです。太陽光発電投資にも欠点はありますが、不動産投資よりも安定性に優れる傾向にあります。
相続税対策で不動産投資を考えている人は、場合によっては太陽光発電の方が希望に適うかもしれません。

個人年金

老後資金を年金だけで賄えるかどうかが不透明な時代です。近年、そうした不安を反映するように、毎月一定額を積み立てていく個人年金保険というタイプの保険商品が注目を集めています。
しかし、より積極的に貯蓄を増やしたいなら、不動産投資のような利回りの大きい投資商品も併せて検討したいところ。株式投資やFXなどと違い、長期的に収益を積み重ねていく投資は、リスクを抑えてそれなりのリターンを得ることができます。

消費税還付

平成28年に税制が改定されるまでは、制度の抜け道を使ったイレギュラーな手法で不動産取得時の消費税の還付を受けることができました。しかし現行の制度でその抜け道は塞がれてしまったため、不動産投資で消費税還付を受けるメリットはほとんどありません。
その点、太陽光発電投資の場合は、何の後ろ暗さもなく、消費税還付のメリットを享受することができます。もちろんある程度の手間は必要ですが、効率的な資産運用を考えるなら、フェアに利用できる制度は抜け目なく利用しておきたいところです。

出口

長期的な資産運用で重要なポイントとなるのが、いつ利益を確定するのか、ということ。投資の分野では出口戦略という言葉でも表されますが、太陽光発電投資と不動産投資、どちらにおいても、この出口戦略は避けて通れない問題です。
ただ、物件の価値が年々下がっていく不動産と違い、太陽光発電は機能さえしてくれれば安定した収益をもたらしてくれます。反面、中古市場が成熟しておらず、途中で売却しづらいといったリスクも。
もし太陽光発電投資か不動産投資で悩んでいるなら、こういった最終的な出口についても、しっかり比較・検討されることをおすすめします。

太陽光発電投資と駐車場投資の比較

不動産投資のなかには駐車場投資もあります。駐車場投資は、一般的な不動産投資に比べて初期投資額が少額で済み、土地を活用した駐車場以外の投資への転用や専門業者への貸し出しなどもでき、土地があればフレキシブルに変更ができるメリットがあります。ですが、利回りを考慮すると、コインパーキングの場合では50%の平均稼働率を確保する必要があり、また立地条件に左右されるというデメリットもあります。特に立地条件は想定以上に大きく影響してきます。不動産投資のなかの一つとして人気のある駐車場投資も比較した上で、最適な土地活用を模索してもいいかもしれません。

太陽光発電投資とマンション投資の比較

年次単位の利回りの比較では、太陽光発電投資が10%前後、マンション投資が4~5%が相場と言われています。一方で、経年劣化などによって発生するメンテナンスの手間や費用は、ライフサイクルコストの観点からも、そう大差がないとされています。イニシャルコスト(初期投資)の規模から考慮するといった視点もありますが、投資対象の絶対数の多さからすると、地方地域に分譲として展開されている土地付き太陽光発電投資よりも、投資対象としてのとっつき易さはマンション投資に分があります。詳しくはこちらでご紹介していますので、ご自身の人生設計に適した投資を検討してみてください。

太陽光発電投資とワンルーム投資の比較

一般的に、新築のワンルーム投資の利回りは2%前後と言われています。対して中古であれば4~6%が相場。利回りとしては株式投資よりも高いことが特徴です。しかし、太陽光発電投資の10%と比較すると、やはり見劣りしてしまうことは否めません。ワンルーム投資も太陽光発電投資のどちらもが長期的な取り組みとなりますが、ワンルーム物件の方が市場規模が大きいことから出口戦略の自由度が高いことが特徴です。どちらがより自分の人生設計に合った投資か、是非確認をしてみてください。

太陽光発電投資とリート投資の比較

リート投資の一般的な利回り相場は。3.5%程と言われていますが、これはあくまでも平均値です。高い利回りのものでは10%超のものもあるようです。しかしこのような高利回り商品は元本割れをするリスクがあり、利回り率に比べて危険性も大きくなる傾向にあります。対して太陽光発電投資は、安定的な長期収益を想定する投資なので、中長期タームで費用対効果を検討している人には最適でしょう。比較の詳細をご紹介します。

まとめ

太陽光発電投資と不動産投資の特徴について比較してきましたが、それぞれの特徴をつかむことができたでしょうか。長期的な視点で運用する点では、同じですが、投資額の借り入れのしやすさ、収益を得られる確実性では、やや太陽光発電投資の方が良い傾向になっています。不動産投資も家賃収入ではなく、転売を繰り返していけば、太陽光発電投資よりも大きな利回りを得ることが可能ですので、より積極的に収益を得たい人には、不動産投資がおすすめです。

それぞれの特徴をよく把握して、自分に合った資産運用をしてみてはいかがですか。